千葉県教育委員会2006年アクションプラン 2006年6月17日(土) 親水広場/水の館研修室 |
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少子高齢化、地方分権への移行など、社会が大きく変化する中、教育においても、学力低下の懸念やルールやマナーを大切にする意識の育成、いじめや不登校への対応など、解決すべき多くの課題があります。 子どもたち一人ひとりのニーズに対応した教育の推進や、学校や家庭、地域が一体となって、きめ細かな教育を推進していくことがより一層求められています。 千葉県教育委員会では、分権時代にふさわしい教育の充実方策を明らかにするため、2006年のアクションプラン(行動計画)として、学校・家庭・地域が連携した教育の戦略的なビジョンをさぐる、タウンミーティングを県内各地で実施していきます。 ●そのスタートとなる第1回が、我孫子市で実施されました。 |
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冒頭のあいさつに立つ、佐藤健太郎千葉県教育長。 | 会場には約140人の参加者・関係者。 |
基調講演「子どもの人間形成」を行う東京医科歯科大・水野哲也助教授。 | 朝食を食べない子どもは、小中高校生ともに体力テストで明らかに劣っているというデータが。 |
ディスカッション方法の説明を行う、実行委員長の北嶋さん(左)と、セッションリーダーの桑田さん(中)。参加者は10のグループに分かれて、子育てや教育、家庭と学校・地域連携の問題を意見交換(右)。 | |
グループごとに話し合いの結果を発表。 | おわりのあいさつをする、今関敏男我孫子市教育長。 |
●6/17読売新聞による開催の報道記事 | |
タウンミーティングの実施をお知らせしている、■千葉県教育委員会ホームページ | |
<まとめ> | |
実行委員長 北嶋 扶美子 | |
●県から我孫子でタウンミーティングを開催して欲しいという話を受け、あの一ヶ月が始まりました。 まず、我孫子で子ども達に関する活動をしている方々に声掛けをして、第1回目の説明会に参加をお願いしました。県の教育委員会から、タウンミーティングを開催する主旨を説明していただき、質疑応答のあと皆さんに実行委員になることを了解していただき、実行委員会が立ち上がりました。 この日から、東葛支庁や市教委の方々も実行委員会のメンバーとして参加してくださいました。 ●限られた時間をどう使うかが大きな課題でした。テーマを決めるにあたっての熱のこもった真剣な話し合いなど、時間の経過と共に委員間の気持ちの方向性を調整できたようです。目標に向かって一つひとつ解決しながら進むようにしました。時間を有効利用、情報の共有を確実なものとするためにメーリングリストも立ち上げました。メール上のやり取りや会議での話し合いから、テーマを搾り出し、開催の為の準備作業に移りました。ポスター案、チラシ案を作りながら、タウンミーティングの内容が、少しずつ具体化され、委員各自なりのイメージを作れるようになってきました。後半は、ミーティングの形式、進行方法、委員それぞれの役割分担の確認に、時間を使いました。市民の委員がファシリテーターになり、懇談を進めるということで、その共通理解のために話し合いを重ね、それは、開催前日まで続きました。共通認識された大切なことは、ファシリテーターの個性を尊重するということ。 ●基調講演は、東京医科歯科大学の水野哲也助教授を講師に迎え、食と子どもの成長の関係をユニークな切り口で話していただきました。食の大切さを再認識させられました。その後のミーティングの話し合いの話題の提供にもなっていたようです。 ●県の職員の方々のサブファシリテーター、書記としての各班への参加は、スムーズな進行の為に大きな力添えになりました。委員の願ったファシリテーターの個性を生かした話し合いができました。実行委員会としては地域の様々な方々の参加を望んでいましたが、今回の参加者の多くは、学校関係の方々でした。しかし、このような機会はなかなか無いものなので、「結果として、とても意義深いミーティングになった」との委員の意見が多くありました。また、大学生、高校生、中学生の参加者を得られたことは、バランスあるミーティングとなる為に非常に貴重なことでした。参加を進めてくださった学校には感謝しています。 ●県教育委員会の職員、我孫子市教育委員会の職員、たくさんの方々が会場設営、警備、駐車場など、配慮の行き届いた協力をしてくださいました。また、実行委員の他にも、あびこ子どもネットワークのメンバー、友人達が、我孫子の子ども達のためになるならと積極的に気持ちよく手を貸してくれました。 ●託児の保育には、川村女子大の学生などが手を挙げてくれました。ポスター、チラシ、パワーポイント作成は、Kさんの技術なくしては、ここまでできなかったでしょう。 ●一ヶ月の間10回も、夜の会議にもかかわらず、皆さんが知恵と時間を持ち寄ってくださり、そして150人もの集まりを無事に開催することができました。実行委員会での語り合いは、我孫子の子ども達への思いにあふれるものでした。私にとっては、大切な、重いものになりました。 ●千葉県教育委員会、我孫子市教育委員会と今回のような協力と連携ができたことは、協働のひとつの形にもなるのだろうと考えます。県民・市民の立場を尊重しあい、タウンミーティング成功のために、実行委員として参加し、議論し合えたことを嬉しく思います。 ●本当にたくさんの方に、見えるところ見えないところ、いろいろな所で、いろいろな形で助けていただいたことに、心から感謝しています。 ●策定の作業も近々始まります。我孫子の意見を大切に取り組まなければと。 |
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