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●白樺文学館は、佐野力さんという人が、平成13年1月、白樺派文学と民芸運動の作家の資料館として開館しました。今年の4月に土地、建物、所蔵品などが全て我孫子市に寄付され、「我孫子市白樺文学館」になりました。 | ●入ってすぐの床も注目です。尋ねた人は展示されている絵や民具、作家の直筆原稿だけでなく、建物の床や壁、椅子や机も見てください。 ●1階の展示室では竹久夢二の肉筆画も飾られていました。2階の展示ケースの中の志賀直哉の原稿は、文字がとてもキレイでした。テスト直しのように赤鉛筆でいろいろ書いてありました。2階には和室もあって、そこにも着物や掛け軸、花瓶や皿がきれいに飾られていました。志賀直哉が我孫子に住んでいたころの家のジオラマがありました。窓からは、その志賀直哉の屋敷跡が見えます。 ●大正時代に柳宗悦、武者小路実篤、志賀直哉の3人が我孫子に住んでいたのは、手賀沼の景色が良く、空気もきれいですごしやすかったからではないかということでした。 ●地下の音楽室は防音も音響効果もとても良くて、おまけにすわり心地の良いイスがありました。柳兼子さんのCDを聞きながらついついマッタリしてしまいました。 ●10月31日まで企画展『白樺創刊百周年記念展』を開催しているそうです。帰りに近くのレストランに寄って、柳兼子さんが作ったという白樺派カレーを食べて帰ろうと思ったのに、仕込み中で食べられなかったのが少し残念でした。 |
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![]() ロダンの彫刻の前で
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●玄関には、デッカイ食べかけのドーナツのようなモニュメントがありました。このモニュメントは、手賀沼を中心に、根戸の武者小路邸、三樹荘(旧柳宗悦邸)、嘉納治五郎別荘、志賀直哉邸など手賀沼を取り巻く文化圏のひとつの輪のパーツと言う意味もあるのかもしれません。 ●玄関に入ってすぐの壁に、100年前に作られた「白樺」という雑誌の表紙の写真展示をしていました。私たちのおばあちゃんの世代に読まれた武者小路実篤や志賀直哉などが書いた小説をのせているそうです。表紙の絵は全部で160枚、岸田劉生やバーナード・リーチが描いたのもありました。リーチの描いた「巡礼」の絵はアビスタの駐車場脇の石碑にもあります。絵や文学に興味のある人には面白いだろうと思いました。 |
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●我孫子市では「子ども総合計画」に基づいて、子どもたちが我孫子市について学び、子どもの視点で発言する機会として2008年夏「あびこジュニア会議」を組織。市内の小中学生12名で、我孫子市の施設や自然について実際に歩き、学び、話し合って、同年9月28日のあびこ楽校フェスティバルの中で、市長に提言しました。 ●「子どもたちの人間としての尊厳を守り、地域社会のすべての人が力をあわせ、自立する子どもの育ちを支援する」ことを基本理念に、策定された「子ども総合計画」です。おとなも子どもも、ともに尊重し合いながら学び合うことで、より良い未来をつくっていきたいものです。 |
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