身近な公園に行ってみよう‐2

高野山桃山公園は、自然いっぱいの絶景ポイント!


2012年5月12日。市民農園近くにある高野山桃山公園へ取材に行きました。
この公園は、高台エリア、斜面(しゃめん)エリア、ビオトープエリアの3つに分かれています。

掃除のシルバーさん、小柳さんと
最初にビオトープエリアに行ってみました。
ビオトープでは、山の斜面からキラキラとわき水が流れ出ているのを発見!さわってみると、冷たくてとても気持ちがよかったです。

どんな生き物がいるかな?とわき水の池の中をのぞきこんでいると、後ろから「こんなの見たことある?」とサワガニをみせてくれたのが、この公園をそうじしてくださっている小柳さんです。

小柳さんは、オタマジャクシやザリガニ、野生のクレソンなどいろいろな生き物を見せてくれました。1番おどろいたのは、カワニナという貝がいたことです。(下の写真)
みなさんは、カワニナという貝を知っていますか?
ホタルはカワニナに卵を産みつけて、幼虫になったらカワニナの中身を食べて成長するということを小柳さんに教えてもらいました。

公園の前に道路ができるまでは、この辺にもホタルがいたそうですが、今は見ることができません。「このビオトープに、ホタルがもどってきてほしいなぁ」と思いました。

斜面エリアには昔から台地にはえていた木々が残っています。84段の階段があって、上ると高台エリアです。
高台エリアは、手賀沼のけしきがとってもきれいにみえる絶景(ぜっけい)ポイントです。「手賀沼って大きいなー」と思いました。

ホタルの幼虫のえさになる カワニナもいるんだよ

かわいい沢ガニもいっぱいいたよ。
遊ぶ道具はちょっと少ないけれど、トレーニングをするところもあります。芝生(しばふ)広場は、寝っころがりたくなるほど広々していました。思いっきりかけまわって遊んで、気持ちよかったです。

5月15日には、市役所の公園緑地課に高野山桃山公園についておはなしを聞きに行きました。公園のあたりは、むかし山の斜面にヤマモモの木が植えられていて、地域の人たちから「ももやま」と親しまれていたので「高野山桃山公園」という名前をつけたそうです。

公園の大きさは、約1万5000平方メートル、ビオトープ全体の長さは約150メートルだそうです。

市役所公園緑地課でいろいろ取材したよ。
この公園は、みんなが使いやすく、「市民と自然がともに活き生きする公園」という考えのもとに作られたそうです。

公園に行った日に、ごみ袋やあきカンなどが落ちていました。みんなが使いやすく楽しく過ごすには、小柳さんのようにそうじをしてくれる人もいますが、使う人ひとりひとりがマナーを守らなければいけないと思います。

きれいなわき水やかわいい生き物たちが住む、自然がいっぱいの楽しい公園!みんなで守っていきたいですね!

階段を上がると、手賀沼がよく見える草原だよ

大きなザリガニがいたよ。
取材:あびこ子どもネットワーク ジュニアスタッフ
蒲生 鈴・吹山 千華(新木小学校 5年)

きれいなわき水が石の鉢にたまっていました
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