身近な公園に行ってみよう‐3

中峠亀田谷公園
 (なかびょうかめだやこうえん)

2013年6月10日(月)、中峠亀田谷公園へ取材に行きました。
取材: 米田 研太(6年)・昂太(2年)  我孫子第二小学校
中峠亀田谷公園は、湖北駅北口から歩いて10分ぐらいのところにある、とても広い公園です。公園に向かう途中には、「亀田森稲荷(かめだもりいなり)神社」というお稲荷さんがありました。

公園では、市役所公園緑地課の佐藤さんが、質問に答えてくれました。もともと、この公園は昭和51年に住宅ができた時に作られた、小さい公園でした。小さすぎるからもっと大きくしようということで、昭和57年に、道路をはさんでもう一つ広場を作りました。だから、この公園は大小2つの公園にわかれていて、間に道路があるのです。

この公園は我孫子市で指定されている初めての、災害の時に役立つ公園です。災害が起きたときに、近くの人たちが避難できるように、いろいろな設備があります。

このベンチは、災害のときには”かまど”として使えます。

公園緑地課の佐藤さんと
ベンチは14基あって、そのうちの6基はベンチの下がかまどになっています。コンクリートブロックでできた台の部分には、鉄の格子がついていました。災害で避難してきたときには、座る部分をこわしてまきにして、食事を作ったりできるそうです。

公園の東側の地下には防火水槽があって、100トンの水を保存しています。この水は、消防用や災害の時の生活用水として使われます。トイレも水洗が使えなくなった時に備えて、仮設トイレが防災倉庫の中にしまってあります。

休憩所の屋根の柱は、先端がフックになっていて、ビニールシートだけで、救護本部などのテントがすぐに立てられるようになっています。公園の入り口の誘導看板や時計の上には、ソーラーパネルがついていて、夜でも公園の場所や時間がわかるようになっています。
取材中に、公園のお掃除をしていたおじいさんたちが教えてくれました。中峠亀田谷公園のある場所はむかし、山と山にはさまれていたので、いつも水が流れ込んできて湿地のようになっていました。その水がたまっている所にたくさん亀が住んでいたので、「亀田谷」という地名になったそうです。

帰りに無事取材できたことをお稲荷さんにお参りをして報告しました。
 中峠亀田谷公園の広い広場ではボール遊びもできるし、小さい方の公園にはブランコやジャングルジムなどもあります。他にも大きな木など緑がいっぱいあるので、皆さんもぜひ行ってみてください。
             ・・・ アクセス & 周辺情報 ・・・
 JR成田線湖北駅北口から、国道356号を横切って少し我孫子方面に歩き、すぐの道を右折します。茶畑商店前を左折。亀田森稲荷神社の赤いのぼりがたくさん並んでいるのが見えます。お稲荷さんの脇の坂道を下ればそこはもう中峠亀田谷公園です。

 常磐線天王台駅北口から大和団地行きのバスに乗って終点で降り、右折して住宅街を抜ける行き方もあります。
 公園から少し歩くと、芝原城跡(しばはらじょうし)や古利根沼(ふるとねぬま)に行くこともできます。
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