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我孫子駅のすぐ近くにある「アビシルベ」は、我孫子市で行われるイベントや観光スポットの案内をしています。そこで杉村楚人冠についての説明の紙や地図をもらって、寿(ことぶき)防犯ステーションのわきの細い道を歩いて、10分くらいで記念館に着きました。 杉村楚人冠は、本名を杉村廣太郎(すぎむらこうたろう)といって、今から145年前に生まれ、新聞記者や作家として活やくした人です。もともとは別荘として我孫子に家を建てたのですが、関東大震災のあと、ここに住むようになったそうです。 杉村さんの家は、庭がとても広くて、木がたくさん植えてありました。色々な種類のツバキや杉村さんが住んでいたころのバラが残っていて、自然がたくさんあって、いいなと思いました。 母屋(おもや)に入ると、暖炉(だんろ)や古いつくえのある部屋に、ぶ厚い本が数えきれないくらいありました。こ の部屋では本を置く場所がたりなくて、後から二階建ての部屋を建てたと聞いて、杉村さんはすごいなと思いました。 庭の見えるろうかは、もともとは縁側(えんがわ)だったところに、寒さを防ぐためにガラス戸をつけたそうです。窓のガラスがうねうねとしていて、庭がゆがんで見えておもしろかったです。 和室には、炭をいれてお湯をわかす“炉(ろ)”というものがありました。今の家では使われていないものがあり、いいものを見れたなと思いました。そこは、「Miracle デビクロ君と恋の魔法」という映画で嵐の相葉さんの部屋に使われたそうで、びっくりしました。 別の部屋のふすまを開けるとおし入れのの中には、たくさんの引き出しがありました。大きな地震でも家具がたおれないためのくふうだそうです。 この家は、玄関からのろうかの左右に部屋がある「中ろうか式」になっていて、アニメの「サザエさん」の家に似ています。いつもテレビで見ている家みたいでおもしろかったです。 |
おふろは、家の中ではなく外にあったそうです。毎日温泉に行っている気分になれていいなと思いました。 また、庭にはたくさんの井戸があって、そこから自然の水がわき出してくるそうです。その水でできた池には、 たくさんのザリガニがいたのでびっくりしました。そのザリガニはつってもいいそうですが、他の場所に放したりしないで持ち帰ってくださいということです。 杉村楚人冠記念館は、昔の我孫子のすがたを現す、数少ない場所です。小・中学生は無料です。ぜひ、友達と行ってみてください。 |
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